
名付けて、「完全手仕事・毛筆手書き手漉き半紙包み、特別仕様ジャケット」
今どき、CDを買う人なんてほぼいないので、配信だけにしようと思ってましたが、あるバンド仲間が手作りでカッコいいCDを出しているのを見て、なるほどと思い、CDという形も再考。
実用便利のために配信はするとして、それでもCDを出す価値があるか、という問題。
ネットで音楽は聴けてしまう世の中でCDを売るために、CDを「モノ」としての価値を高める。しかも低コストで。それを念頭にしていた時、ちょうど自宅の引っ越し作業で押入れから出てきた、書道用具と紙と印鑑。そうでした、自分はかつて、書家として仕事をしていた時期があり、海外で展覧会、国内では筆文字の題字など書いていたのでした。安っぽい意味での手作りでなく、いちおうプロの「手仕事」で、価値を付けることができる。
世間では、人はデジタルデータだけで満足できず、”手に持つ”という価値を再認識している。CDも「手にする価値がある一点モノ」にしたい。
やっぱり、CDという形として手に持って、できれば後世に残したいというのは、人としての業というか性というか、ありますね(レコードでもよかったけどまだそこまで至らず)。
こうしてできたのが、今回の「完全手仕事・毛筆手書き手漉き半紙包み、特別仕様ジャケット」です。一点一点、筆跡が異なり、紙の耐久性はCD盤よりも長い(ヨレやシワが味になる)。たとえCDプレーヤーを持ってない人でも、記念品、お土産品として買うことができる商品を目指しました。
というわけで、モノとしてのCDは、まず2019年7月27日(土)のイスム仏像ライブで「特別盤」(7曲+ボーナストラック2曲)を販売。その後は「通常盤」(7曲入り)を8月から注文生産で一枚ずつ対応します。てっとり早く聴くための実用便利のための配信も早めにする予定です。

販売では透明OPP袋に封入。破れにくく繰り返し使える素材を選びました