2013年05月03日

「日本仏像地図」ツアー・青梅編

仏像ツアーのお仕事、先日4月21日は青梅に行きました。なかなかいい旅でした。

まずは山岳信仰の聖地・御嶽神社へ。
この日は春なのに冬の寒さ。ケーブルカーを降りると、なんとまだ雪が残ってるじゃないですか!
「日本仏像地図」青梅ツアー
もやがかかる神秘的ゾーンへ

ここは、今でこそ神社ですが、それは明治の神仏分離令から。それ以前は修験道の本尊・蔵王権現を祀る仏教的な霊場でした。

「日本仏像地図」青梅ツアー
雪が残る境内

「日本仏像地図」青梅ツアー
「屋根を見て!」社殿建築の基本を話しました

鹿の骨を焼く「太占(ふとまに)祭場」など古代祭祀が今だ息づくスポットもあり、靄(もや)のかかる境内は神秘的な空気にあふれていました。

それにしても、宝物殿にあった蔵王権現の懸仏がサイコーでした!ふつうは忿怒の形相なんですが、ここの蔵王権現さんは、まるで志村けんがマンガになったような、かなりのオトボケ顔(笑)お客さんみんなで「カワイイ〜」と大人気でしたよ。

次は塩船観音寺。重要文化財・茅葺の本堂にあがらせていただき、二十八部衆の仏像群を堪能。鎌倉後期の作でこれだけ完全に残っている例は貴重です。おなじみの阿修羅クンや、象のかぶりものがカワイイ五部浄さんもいます。

「日本仏像地図」青梅ツアー
まずこの建物がイイ!

「日本仏像地図」青梅ツアー
拙著『東京仏像さんぽ』(明治書院)より

二十八部衆は、千手観音菩薩の眷属(付き人&ガードマン的な存在)。ここの千手観音はGW中にご開帳だそうです。

「日本仏像地図」青梅ツアー
広大なつつじ園も見もの!

最後は武蔵五日市へ移動し大悲願寺のご開帳へ。年に2日しか開かないのでたくさんの人が集まってました。
ここのご本尊は「伝阿弥陀三尊」と呼ばれます。というのも、阿弥陀如来さんのシンボルである阿弥陀印(指で輪っかをつくる手つき)がなく、阿弥陀如来である確証がないからです。
しかし、脇侍(本尊の両脇にいる仏像)が、阿弥陀如来に付く観音、勢至の二菩薩であること、光背に阿弥陀如来を表す梵字(=種字:しゅじ)があることから、「伝」阿弥陀如来三尊像と呼ばれます。
脇侍の観音さんは千手観音菩薩というのもめずらしいです。どれもキリッと顔立ちのイケメンさんでした。

「日本仏像地図」青梅ツアー

この日は天気がどんよりして寒く、急坂や石段をたくさん上ったにもかかわらず、参加のみなさんとても笑顔で、楽しくワイワイと旅を楽しむことができました。

「日本仏像地図」青梅ツアー
みんなで仏像にくぎづけ

「日本仏像地図」青梅ツアー
仏像好きが集まって、もうすっかり仏友に

このはじける笑顔!楽しんでくれてぼくもうれしいですよっ♪

この後は、埼玉、山梨、そして夏はライブ付き番外編もあります!
詳細はこちらをどうぞ↓
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posted by 宮澤やすみ at 19:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仏像ネタなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする