2007年05月08日

ふだんきもの、フォーマル着物:前編

休日の神楽坂は観光客でいっぱい。そこへ例によって着物を着て神楽坂を歩いていますと、見知らぬ方から声をかけられることも。

友達と一緒に毘沙門天でウロウロしていると、さっそく親子連れに話かけられました。

ウールの普段着物のイラスト

「お着物、いいですねえ」

「いや、べつに普段着ですよ」

と返した。そしたら

「どこが普段着なんですか〜(笑)」


この会話、じつに深い問題をかかえていると思うんですね。
お互いの「普段着」のニュアンスがちがうんじゃないかと。

この人にとっては、きっと

 着物=結婚式とかで着るフォーマル服

という固定観念ができちゃってるのかなあと推察。

この時のわたしの格好はイラストの通り。着古したウール地の着物で、色は紺。このブログでも書いた柄モノの足袋に、ミラノの下町で買った革のショルダーバッグをななめがけ。(下記記事に写真あります)

これ、和装としては完全に普段着なんですよね。

つまり、着物とひと口に言っても、フォーマルとかカジュアルとか、いろいろあるってわけ。

そのへんお分かりの方も増えてはいるんでしょうが、まだまだ世間一般には「着物=特別」と感じてる人が多いんでしょうか。

「着物だとごはんが食べられない」と本当に信じてる人がいるみたいだし・・・。もしそうなら江戸時代の人はどうやってご飯食べたんだと(笑)。
まあ、やっぱり結婚式の堅苦しい着物のイメージなんでしょうね、きっと。

和服だって洋服だって同じ。フォーマルウェアは疲れるし、そんな格好で町を歩かないよね。


よくよく考えてみると、つい数十年前までは、着物こそ日常の普段着だったわけです。
しかも、何百年もの間、着物オンリーの生活だった。
それなのに、なぜ今、着物が特別な服になっちゃったんでしょうね。

21世紀の世の中、さすがに毎日着物ってわけにいかないけど(なかにはそういう人もいますが)、フツーの日本人がフツーに着物を着られない、というのは残念な気がします。

というわけで、次回予告。着物のフォーマルとカジュアルの区別をイラストで紹介したいと思います! 近日このブログにて公開! 
 →アップしました。こちらから

たまには「お役立ち情報」でも載せようかと思った次第(え?ぜんぜん役立たない・・・?)。
ま、気が変わんないうちにやろうっと(笑)


関連記事:
 ふだんきもの、フォーマル着物:後編
 ウールの着物は使える
 男の足袋にもこんなのがある
 ミラノのセクシーねえさん ミラノでバッグを買った話(ヨーロッパブログ内)
 
posted by 宮澤やすみ at 01:27 | Comment(4) | TrackBack(0) | 着物、小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
インド人は自分たちの文化を信じているから
サリー姿でIT企業に勤めているんだよね。

若い子から着ないムーブメントもあるみたいだけど…。
Posted by えかきさる at 2007年05月08日 08:22
>えかきさるさん

だいたいどこの国でも、伝統と先端をバランスよくやってる気がするね。その点、日本はかなり特殊なほうなんじゃないかと。

ただ、フランスでも「若いやつはビールばかりでワインを飲まない!」っていう話があるみたい。サルコジさんはやっぱりバドワイザー飲むのかな(^_^;)。

Posted by やすみ at 2007年05月08日 18:10
私も寒い日と雨の日以外は下駄なんですが
電車とかで下駄を見られてしまいますね〜。

夏は風通しもよいし、着物=普段着賛成です^^
次の着物特集楽しみにしてます♪
Posted by masanecco at 2007年05月10日 21:48
>masaneccoさん

これからの季節、下駄は活躍しますね〜。
わたしも何足か持ってますが、いつも同じのばかり履くからボロボロになってきた(笑)。でもその下駄が一番歩きやすいんだよな〜。

後編、アップしましたんでごらんくださいませ。

Posted by やすみ at 2007年05月13日 20:01
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