2007年04月23日

京橋骨董まつり

東京・京橋は茶道具、骨董の町。今でこそ青山に「骨董通り」があるけれど、それは京橋から移転したのであって、京橋のほうが兄貴分。「こっとう通り」という道もあるし。

下井美術さん昨年末に訪れた下井美術さんから、「日本橋・京橋骨董まつり」のご案内をいただいて、さっそく行ってきました。

「骨董まつり」といってもフリマじゃないですよ。京橋の骨董屋さんに気軽においでよ、という趣旨らしいです。

1.茶碗でナゴむ

下井美術さんは茶道具のお店で、専門は楽茶碗(五島美術館のサイトに写真あります)。各代の楽家の名品が並んでいます。もちろんお値段もかなりのもの。

わたしは詳しくないですが、本物の迫力というのはすごいですね。

「こないだは織部の茶碗がありましたが」

と聞いてみると、奥から出してきてくれました。時代は安土桃山時代。てことは、織部流の祖・古田織部さんがリアルタイムで活躍してたころですよ。よく残ってたね。

織部茶碗は「ひょうげもの」なんて言われるだけあって、くにゃっと曲がった形をしている。そこに斬新な模様が描かれていて、現代アートみたい(五島美術館・日本陶磁)。

でも今日みた黒織部は、ただ奇をてらうだけじゃなくて、威厳を感じました。

今回は特別に手に持たせてもらいました。古田さん本人も使ったんだろなあ、と思うとワクワクするね。

ほかにも、私が好きな高麗モノの茶碗もあって、これが大感動(五島美術館・朝鮮半島陶磁)。
かなり大ぶりのお碗だけど、薄手だから手に持つとすごく軽い。
奥に大好きな高麗茶碗が・・・
薄い緑系のグレーに、ほんのりとオレンジの斑点が点々とある。貫入(かんにゅう)は控えめで細かい。豪快だけど上品といいますか。いつまでもながめていたい気分。

「いいなあ〜、コレいいなあ〜」

茶碗って、ながめているだけでほーっと和むんだよね〜。シアワセな気分になれます。



2.古代文明に興奮

別の店ではこんなのが

古代インダス文明の土偶
特別に見せてくれたインダス文明の土偶(非売品)
今から6000年前ですよ。すごい髪型・・・



3.締めはやっぱり仏像!

「キミは日本の仏像が好きなんだろう。そしたらこの店に行ったほうがいい」
と、インダス文明の店主に言われさっそく次の店へ。

そこでわけを話すと、店主が奥から出してきたのが平安の木彫仏! 
しかも奈良・興福寺の観音像。なんでこんなの東京にあるんじゃい!

平安朝の雅な仏藤原氏が「千体仏」として観音菩薩をたくさん造らせたそうで、奈良の興福寺に奉納した。興福寺は藤原氏の氏寺。
下半身がすらっと長くて、すばらしいプロポーション。欠落はあるけれど、優美な雰囲気は失われていない名品でした。

博物館なら、必ずガラスケースがあるだろうに、ここなら、すごい逸品が、直にみられる。しかも(モノによっては)手に持ったりもできちゃう。もちろん客の側も節度をわきまえなきゃだめだけどね(なんかあっても弁償できないし・・・)。

骨董品屋さんって、日ごろ庶民には縁のない場所だけど、時を選べばとても利用価値の高いスポットだと思いました。


ブログ内関連記事:
 楽茶碗にメロメロ お店への連絡先も

関連サイト:
 ギャラリー集積地:日本橋・京橋美術骨董通り
 

posted by 宮澤やすみ at 16:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

ひとり花見

いまごろ桜ネタで恐縮です。
先週、神楽坂をどりの翌日の写真です。

千鳥が淵・散る桜
千鳥が淵にて

飯田橋・お濠公園
飯田橋のお濠端。

beer.jpgひとり気ままに一杯
 

関連記事:
 ひとり桜
 桜の紅葉
 
タグ:東京
posted by 宮澤やすみ at 11:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

大正モダン演芸

先日、鎌倉でパーティがあり、そこに登場したのがマグナム小林という芸人さん。

大正モダン演芸・バイオリン漫談彼は「バイオリン漫談」という芸をやる方で、写真の通り着物姿でバイオリンを奏でつつ、面白い話をするのです。
バイオリンを使って新幹線とか車とかの形態模写もやるんですが、やっぱり面白いのは「大正演歌」。

演歌と言っても大正モダンの空気を色濃く残す、西洋風の流行り唄であるわけでございます。

銀座のカフェーで、モボ、モガがハヤシライス食べちゃう、そんな世界。

♪ま〜りちゃんたら、ぎっちょんちょんで、ぱいのぱいのぱ〜い。

なんて唄いながら、バイオリン弾いちゃいつつ、しかもタップダンスも交えちゃう。これ、生で見るとかなり楽しめますよ。

やってることはハイカラな西洋の芸で、精神はどうしようもなくニッポンという、まさに和魂洋才のライブでございました。

マグナム氏は普段、新宿末広亭などの寄席に出ているそうです。

マグナム氏がお帰りになり、みんな良い感じに酔っ払った頃、おまけの余興で私が小唄の弾き唄い。
今夜の主役はマグナムさんですから、まあ軽〜く、さわりだけ演らせてもらいました。

このパーティの主宰者は2年前の「小唄in神楽坂」に来てくれた人で、「前よりも唄が色っぽくなった」とお言葉をいただきました。

いや〜三味線だけでなく唄も稽古中なので、うれしゅうございます。

このパーティは「ライターズネットワーク湘南」という集まりのパーティで、今回は鎌倉の文士が集まる「鎌倉ペンクラブ」のサロンでの開催。

いちおう、こう見えて私も文士でございますから(最近アヤシイけど w)

私は2005年にここで講演をさせてもらいました。それ以来のご縁です。

参考サイト:
 ライターズネットワーク湘南
 第七回ライターズネットワーク湘南(宮澤やすみの講演録)
 鎌倉ペンクラブ
 


posted by 宮澤やすみ at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月17日

楽茶碗にメロメロ

simoi1.jpg

ただいま展覧会真っ最中です。

ギャラリーのある京橋界隈は、古美術、茶道具のお店がたくさんあり、「骨董品の町」と言われています。青山にも「骨董通り」があるけれど、あそこは京橋が戦争で焼けてから多くの店が移転して形成されたのだとか。

毎日この町に通っていると、窓越しに本物の古美術が見られて、いい目の保養。

昨日も、昼飯がてらぶらぶら歩いていると、すばらしい茶碗があるじゃないですか。あたたかみのあるぽってりした黒楽茶碗。
へえ〜と熱心に覗きこんでいると、

「よかったら中へどうぞ」

おっと、近くにいたおねえさまは店のオーナーだったのか。これからラーメン食いに行こうと思ってたんだけど、思いがけず「侘び寂び」の空間に足を踏み入れちゃいましたよ。

中に入るとこれまたすごい。楽三代目道入さん作の茶碗がある。道入といえば通称「のんこう」と言って、楽家のなかでも名工とされる人ですよ。江戸初期の人ですよ。

そんなのがふつうにショーケースに置いてあるんだからすごいよねえ。

その隣には、楽じゃないけど、織部焼のひょうげた茶碗が。札には「桃山時代」とある。

ということは、織部流の祖・古田織部が活躍した時代。この茶碗も本人がプロデュースしたのかな。こりゃ相当なものだよ。

その他の黒楽茶碗も、ひとつ180万円くらいしてました(^_^;)。

今までオレの茶碗の趣味は、井戸茶碗(下記リンク参照)か平茶碗が好きだったんだけど、こうして本物の楽茶碗を見ると、さすがにすごい存在感。

すごいすごい、と感動していると、

「おうすいかがですか?」

「あ、えーとお作法とか知りませんが・・・」

といいつつ奥へ案内されて、おいしいお菓子とお茶をいただいちゃいました。
ギャラリーでの応対で疲れた心身がふーっとほぐれていきます。

お昼は味噌ラーメンと思ってたけど、おそばに変更しました。

P.S.
 このときのお菓子が死ぬほどおいしかった。
 その夜、お店の方がギャラリーを訪ねてきてくれ、
 お菓子を差し入れてくださったので、今家で食べてます。
 また別記事で紹介します。

お店情報:
 茶道具・古美術 下井美術
 東京都中央区京橋1-14-6 京橋宏陽ビル1F
 TEL:03(3535)2522

参考:
 大井戸茶碗「有楽(うらく)」
 東京国立博物館で2007/1/14まで公開
  
 五島美術館、日本陶磁のページ
 
posted by 宮澤やすみ at 17:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

鍼灸体験

kyuu.jpg

友達は、ライターなのに鍼(針)と灸のライセンスを持っているという不思議な人です。

こないだ飲み屋のテーブルで脈を診てもらったら、
「腎の臓が悪い」だって。脈だけで判るんだね。

しかも、ここ最近、右のアゴの筋肉が痛んで、口が開かなくなってきた。「顎関節症」ってやつですよ。

そこで、この友達におねがいして、鍼灸をやってもらいましたよ。

とりあえず、腎だかなんだかわかんないけど、この夏はビールばかり飲んでおなかがガバガバ。食欲減退。完全に夏バテ。そこでやってもらったのがおへそにお灸ですよ。写真の通り、煙を上げているモグサの下は、塩の山。「塩は熱を貯めるんだよ」と友人。

火をつけてしばらくすると、

う〜ん、あったか〜い

じわじわ〜っと、ホンワカした熱が、おなかの底まで届きます。きもちいい〜。

その間に、友人は手際よく足の各所のツボに針を刺し始めました。トントントン、と軽い刺激の後は何にも痛くない。ちょっとかゆいくらいかな。

「反応がでてるね」というけど、どういう反応なんだろう。自分で見ようとしたけど、寝てなさいと言われ、おなかもあったかいので、ウトウトしておりました。そうこうしているうちに、

アツ、アツツツ・・・

へそのお灸がすごく熱くなってきた! これはいかん! 

「あのさ、ヘソんとこ、すごく熱くなってきたんだけど」
「オッケー」

位置をずらしてくれたら、またホンワカじわじわあったかい。落語だと限界までガマンして「あ〜冷てえ」とやるんだけど、実際は熱くなったら我慢しないことですな。

さて、顎関節症のほう、こちらは筋肉に針を打ち込みました。これはちょっと痛かった。ズン!ときて、深く刺し込むにつれて、筋肉の中に異物が入る感覚がよく分かる。耳の付け根にもひと針。これもかなり来た。写真、針が刺さってるの見えるかな?

hari.jpg

あたまのてっぺん、「百会」にも針を一本つきたてる友人。

「波平さんだー(笑)」

くっそ〜こっちが動けないと思って・・・。もうまな板の上のコイ状態だから、友人に身をゆだねるしかないのです。全身の表裏にたくさん針と灸をすえてもらって、もうどこに針や灸があるのかわからない。

しばらくして、針と灸をはずして、そのまま休憩。そうすると、眠っていた胃腸が目覚めはじめました。ぎゅるるる〜と腹の中で動いてる。すごいな〜東洋医学って。

アゴのほうも、ちょっと筋肉ひきつったけど、すんなり開くじゃないですか! すごいぞ友人! 鍼灸バンザイ!

ただ、翌日はアゴの痛みがぶり返しました。鍼灸は繰り返しやらないとだめみたい。友よ、これからも時々おねがいしますよ。
posted by 宮澤やすみ at 23:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする