2007年11月14日

在庫あります。『和菓子で楽しむ東京散歩』

わたしのデビュー作、『和菓子で楽しむ東京散歩』ですが、

「アマゾンで見たら在庫無しで買えなかった」

という声を、よく聞きます。

そんなみなさま、ご注意くださいませ。

アマゾンに無くても、他の書店にはあります

たんに「アマゾンに在庫が無い」だけで、出版社の倉庫には、山のような在庫が・・・(笑)

Amazonだけが書店じゃありません。
その他のネット書店も見てみると、「即日お届け」とか、けっこうありますよ。

『和菓子で楽しむ東京散歩』
アマゾン以外のネット書店をチェック!

 ●BK1をチェック
 ●楽天ブックスをチェック
 ●7&Yをチェック
 ●Yahooショッピングをチェック(7&Yと同じです)

店舗で買うなら、八重洲ブックセンター紀伊国屋書店、丸善、池袋リブロなど大手書店にはだいたいあります(旅行コーナーあたり)

ご町内の小さな書店でも、注文すればフツーに買えます。
こちらのページをプリントアウトして、店員さんに見せれば簡単です。

ちなみにアマゾンのページはこちら


以上、ご案内でした。

どうも「売り切れ完売」と勘違いされているようだったんでね〜。

この機会に、読んでみてくださーい。
 

posted by 宮澤やすみ at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

究極のまんじゅう

今年は春からずっと、和菓子の本出版にむけて取材中。

先日は、こんな巨大まんじゅうを撮影しました。

蓬が嶋


とらやの「蓬が嶋(よもがしま)」は、饅頭の中に、色とりどりの小さな饅頭が入ってる。

江戸時代からある伝統的なまんじゅうなんだって。
なんでまた、こんなことしたんでしょうねえ。
当時の公家が考案したというけど、江戸時代のお公家さんは、よっぽどヒマだったんでしょうか(笑)。
いきつくとこまでいっちゃったというか、ある意味ポップな発想です。

このきれいな部分を、あえて無造作にかぶりつく。スイカみたいに。
イケナイことしてるようで、楽しいね。

yomogasima2.jpg
最後までおいしくいただきました
12月中旬出版の予定です。
→注文開始しました!こちらをどうぞ


関連記事:
 ついに新刊本の情報がでました
 
タグ:和菓子
posted by 宮澤やすみ at 11:46 | Comment(3) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

一幸庵あざぶ最中

マニアの間でカルトな人気、最中シリーズ。

今回は掲載を迷いました。なぜ迷ったかは後ほど。

一幸庵
この四角いあんが、問題の発端に


文京区・小石川の一幸庵(いっこうあん)は、わらびもちや季節の生菓子など、風情ある和菓子を提供している上品系の和菓子屋さん。店内も品のよい高級感があって、Tシャツジーパンだとちょっと浮くかも。

ここで有名なのが「あざぶ最中」。

特徴は、あんこと皮が分かれており、食べる直前に両者を合体させて食べる。

スーパー合体ロボが好きなマニアな方をターゲットにしたのかと、そんなわけないね。

これだと皮が湿気ないので歯ざわりと香りが生きるんですね。

ただし、ここでわたしの天の邪鬼な性格がでちゃうんです。

お店のしおりに書いてある文章を引用します。

−−皮は餡を合わせると直ちに水分を吸収し始め(中略)歯触りと香ばしさの崩壊が始まります。
  皮と餡を合わせたら、決して数秒たりとも放置をしないで欲しいのです−−

だったら、そもそも合わせなきゃいいのでは・・・(笑)

というわけで、まず別々に食べてみました。

ふつうの最中種は「ばりん」と音がするくらい頑丈なので餡とはさんでちょうどよい具合になる。そこいくとここのは「サクサク」という軽い歯ざわり。お米のおこげの匂いがして、かじると煎餅のようなお米の風味がふわり。うん、これは繊細にして味わい深い。

そしてあんこ。なんだ、寒天で固めてあるじゃないか。皮にはさみやすいようにという配慮でしょうか。
豆の煮上がりがちょうどよく、みずみずしい甘さの中に丹波大納言のふっくらしたおいしさが存分に出ています。

それでは合わせてみましょう。

さあ、いまこそ合体だ!

レッツ、コンバイ〜ン! (from コンバトラーV)

四角いあんが宙に浮き、皮と皮がはさみこむ!

♪巨体がうなるぞ空飛ぶぞ、その名は超電磁ロボ。そーのー名ーはぁ〜・・・

・・・いや、取り乱しました。

あざぶ最中
合体完了!

たしかに、皮もあんもおいしい。ただ・・・

おいしいのは確かなんですが、
心の隅っこで、どこか納得が行かないのです。

これは、最中といえるのか・・・?

「アンタのその疑り深い目ェが、好き!と藤原紀香なら言うところですね。

この不思議なお菓子、できのいい羊羹をサクサクの皮でサンドイッチにしたような、新ジャンルのお菓子といえそう。

皮がライトなぶん口の上あごにくっついちゃうのが、ただひとつ残念。

これなら、皮なしで羊羹としていただいてもいけますね。
「皮はおつけしますか?」「いや、あんだけで」みたいな。

逆に、あんこが固まってなくペースト状(通常のつぶあん)であれば、ここまで悩まなくてすんだかも。

まあ、好みですけど。

さらに、天の邪鬼なわたしは、皮と餡を合わせてラップに包み、わざと一日置いてみました(笑)

これでも、香りは薄れるもののそれほど問題ないような気がするけど・・・わたしの舌は根っからの庶民派なんでしょうか。

人さまが一生懸命努力して作り上げた一品を、とやかく言うのは申し訳無いのでブログに書くかどうか迷いました。
ただ、最中とは何か、和菓子とは何か、という問題を改めて考えさせるよい機会になったわけで、書いてみた次第です。

ここまで考えさせられるお菓子というのもすごいじゃないですか。和菓子は深い。

「だまって食え」という話もあるけどね。



そのほかの「最中シリーズ」:
 ときわ木の三味もなか
 梶野園の纏最中
 頼朝最中、実朝最中
 甲月堂の月光殿最中
 うさぎや喜作最中
 出町ふたばの葵最中
 かつおぶし最中
 古印最中

関連リンク:
 菓子調進所 一幸庵
 


posted by 宮澤やすみ at 12:47 | Comment(1) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月24日

頼朝最中、実朝最中

一部の人の間で静かなブーム(それってブームと言わないんじゃ・・・)の、最中シリーズ。

頼朝最中
焦がし皮でつぶあんの頼朝最中。
鶴岡八幡宮の扁額と同じロゴ


鎌倉の、宝戒寺からちょっといったとこにある小さなお店。旭屋本店。
ここの豆大福は、上品なあんこをお餅でくるんと巻いた形で、わたしが好きな麻布十番「京あづま」のスタイルと同じ(リンク下記)。味わいも似ていて、素朴ではんなりしたお味がとてもよく、少なめのあんこでお餅を味わわせるタイプ。

で、最中です。

ここの最中は、つぶあんの「頼朝最中」、こしあんの「実朝最中」、白あんの「政子最中」というラインナップ。

「ヨリトモとサネトモ、ください」

と言ったら、横にいたお客さんが「なに言ってんだ」って顔してた。

これ、食べ比べると、おどろきますよ。

まず「頼朝」。つぶあんは、小豆の風味をぎっちりとじこめた田舎風で、ポリフェノールいっぱいという感じの赤黒い色してる。東京だと、北千住で食べた塩大福のあんを思い出させます。

このシリーズで書いた、出町ふたばの葵最中にも通じるかなあ。ほっこり甘くてコクがある味。なんかこう、食べてて額から汗がにじむというか、とにかくフルボディなあんこです。

そこへきて、この薄くて小ぶりな形ですよ。田舎臭さを感じさせずスマートに食べさせる。そのへんが古都という感じです。

実朝最中
緑色の皮でこしあんの実朝。
ハトのマークも八幡宮つながり


そして「実朝」を食べますと、あんこが全然ちがうじゃないですかっ!
こちらは小豆の渋を丁寧に取った、とても上品なこしあんで、色がはんなりとした藤色をしている。
味わいも軽やかで、さらっとした甘み。ふんわりとした香り。う〜ん雅でおじゃる〜って感じ。

yorisane.jpg
あんこの色がちがうでしょ


まさに、豪快な関東武士・頼朝と、三代目のおぼっちゃん・実朝のイメージにぴったり!

そして最中種(=皮のこと)がおもしろい。とてももろくて、すぐくずれちゃう。
ただし安っぽいのじゃなくて、味はいいんですよ。種だけ食べたら、おいしいお米の味がした。
安易に安物使ってるんじゃなく、きっちり考えた上で、この薄手の種を使ってんじゃないかと推測します。
主役はあんこ、種はサポートという役割分担なんですね。

たかが最中だけど、コンセプトメイキングがしっかりできていて、いいですね。いや〜ひさびさにすばらしい最中に出会えました。

で「政子」ですが、ゴメン食べてないの(笑)。白あん苦手なんだよなー。


そのほかの「最中シリーズ」:
 ときわ木の三味もなか
 梶野園の纏最中
 一幸庵あざぶ最中
 甲月堂の月光殿最中
 うさぎや喜作最中
 出町ふたばの葵最中
 かつおぶし最中
 古印最中

関連記事:
 はんなり豆大福

関連リンク:
 旭屋本店
 
posted by 宮澤やすみ at 23:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

甲月堂の月光殿最中

伝説の最中(もなか)シリーズ、復活!

月光殿もなか
茶の湯をモチーフにしたデザイン

先日の記事で書いた、護国寺門前の甲月堂は、この最中が名物。
銘は「月光殿」。護国寺境内に同名の建物があり、重要文化財。お茶会があるときれいな着物姿の女性で賑わう、セレブな建物です。

そんな名前をもった最中ですから、味わいもどこか上品な感じ。

最中のあんこは水あめを混ぜることがよくありますが、お店によってはべちゃべちゃでちっとも小豆の風味がしないとこがある。そこいくとこの店のはほどよいバランスで、十勝の小豆らしいつるんとした甘みが味わえます(つぶし、こし、白のあんを選べます)。

gekkoden2.jpg
みずみずしいあんこと香ばしい皮

それに、最中種(=皮)の香ばしい香りも特筆もの。持ち歩いているそばから匂ってきます。食べるとばりんと音をたてて、味もいい。だから、買ったら早めに食べたほうがいいと思います。オーブントースターであぶってもおいしいかも。
香りを楽しむタイプの、東京らしい上品な最中といえそうですね。
ちなみに、香りと味の両者とも高レベルなのが、銀座の空也最中ってことになりましょうか。
食べたいねえ〜

そのほかの「最中シリーズ」:
 ときわ木の三味もなか
 梶野園の纏最中
 一幸庵あざぶ最中
 頼朝最中、実朝最中
 うさぎや喜作最中
 出町ふたばの葵最中
 かつおぶし最中
 古印最中

関連記事:
 恵方参りで護国寺へ
 
posted by 宮澤やすみ at 17:21 | Comment(3) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする