2006年03月04日

わかばのたい焼き

taiyaki.jpg

ラジオ「シンシューベリーマッチ」生放送は、四谷の文化放送でやりました。

文化放送は新宿区若葉。若葉界隈といえばこの「わかば」のたい焼きを食べないといけないわけです。

たい焼き御三家のひとつに数えられるこのたい焼き(もう2つは人形町の柳屋と麻布十番の浪花屋)、しっぽまであんこたっぷりなのはもう当たり前なのですが、皮の接合部がしっかりしてる。

だから皮の味そのものをたのしむことができるんですね。

ほら、おにぎりだってそうでしょ。ごはんだけのところと、おかずがはいっているところとがあって、食べ進めるにつれて味わいのストーリーがある。

わかばのたい焼きもそれに近いものがあって、皮の香ばしい味がたのしいはじっこと、渋みを残した大人の味わいのあんこがどすんと口の中に入ってくるおなかのあたりと、両者がバランスよくまざりあうしっぽの部分と、一個のたい焼き食べるのにストーリーがあるわけです。

今日のお昼はこれで終わり。さっき松島屋の草大福もたべたからちょうどいいや。
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2005年11月08日

うさぎや喜作最中

kisaku.jpg大好評(?)最中(もなか)シリーズその4。

東京・上野のうさぎやといえば、どら焼きが超有名です。

感動的にうまい。
革命的にうまい。

でもこのお店、もともとは最中屋さんなんです。

どら焼きを売り出したのは二代目で、初代・谷口喜作は当時親交の厚かった文人墨客の援助で最中を売り出した。それがこの「喜作最中」。

東京の最中は小ぶりです。ほんのふた口か、へたすりゃひと口でいけちゃう。
お店によっちゃ大きいのもあるけど、やっぱり田舎の最中はずっしり。都会は小粋に小さめってのがいいでしょ。

よく手にフィットする、薄手の最中。十勝の小豆を使ったあんこは、あのどら焼きほどじゃないけど、うさぎや特有のトロみがぞんぶんに楽しめます。

桜餅の記事でも書いたけど、ホントこの店のあんこは「あんこ界のトロ」ですな。

そして、蜜漬けした大納言小豆の粒が2〜3粒。
急いで食べると、その存在に気がつかないから気をつけて。

ひと口かじって、その粒が見つかったときの、ちょっとしたうれしさがいいんです。
すごくってわけじゃなく、ちょっとうれしいのね。
あからさまにしない、微妙な加減が、粋なんです。

どら焼きとちがって日持ちするから、いくつか買いだめしておいて、ちょっと欲しいときにぱっと食べる。江戸の最中だね。

わたしの著書で、うさぎやのことあれこれ書いてます。




そのほかの「最中シリーズ」:
 ときわ木の三味もなか
 梶野園の纏最中
 一幸庵あざぶ最中
 頼朝最中、実朝最中
 甲月堂月光殿最中
 ふたばの最中
 かつおぶし最中
 古印最中
 

posted by 宮澤やすみ at 22:19 | Comment(3) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

出町ふたばの葵最中

aoi1.jpgお待ちかね(?)。感動の最中シリーズその3。

「出町ふたば」といえば、京都で大人気の「おまんやはん」。餅菓子中心の地元密着系の和菓子屋さんをこう呼ぶそうです。

ここの「豆餅」は有名です。江戸風に言えば豆大福。絶妙な塩気の豆に、やさしいこしあん。
それにまあるくて粉をふいた愛らしい姿は、ほおずりしたくなるほど素敵。

でもね、最中だっておいしいの。「葵最中」といいます。写真の最中、裏側は「眞」とあります。

わたしの勝手な印象では、
十勝の小豆(関東で使用)……みずみずしいとろみ
丹波の小豆(関西で使用)……ほっくりした口あたり
という認識をしております。ふたばの葵最中は、丹波の小豆の魅力120%!

aoi2.jpg大粒の大納言小豆を使った、赤みがかったあんこがギュギュッと詰め込まれていて、たべるとほこほこした甘さが口に広がる。小豆の香り、渋み、コクの絶妙なバランス。

満足。充足。そんな満ち足りた気分にさせてくれるのがこの最中です。

店紹介ページ(JR東海)
 
そのほかの「最中シリーズ」:
 ときわ木の三味もなか
 梶野園の纏最中
 一幸庵あざぶ最中
 頼朝最中、実朝最中
 甲月堂月光殿最中
 うさぎや喜作最中
 かつおぶし最中
 古印最中
  

posted by 宮澤やすみ at 14:44 | Comment(6) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

かつおぶし最中

kihou.jpg
最中シリーズその2。

取材で焼津に行った時みつけた最中です。焼津はかつおぶしの名産地。
だから最中もかつおぶしなんですね。名前は「亀寶(きほう)」。白憙久(しらぎく)というお店の銘菓です。

味は甘みが強くて、まあるい甘さといいますか、やわらかな甘みが第一印象。
ただし水あめのベタつく甘みではありませんで、砂糖を吟味してるんでしょう。

その証拠に、2、3日たったらあんこの砂糖が結晶になって固くなっちゃいました。
できたての味を重視して正直に作っていることがわかります。
しおりを見ても、「早めにお召し上がりください」と書いてあるしね。

この最中、以前は皮に本物のかつおぶしが混ぜ込んであったんだって。
先代が亡くなってその技が途絶えたというから、もったいないというか、家族的というか、商売っ気がないというか。

でも、かつおぶし入り最中、一度食べてみたいなあ〜。

そのほかの「最中シリーズ」:
 ときわ木の三味もなか
 梶野園の纏最中
 一幸庵あざぶ最中
 頼朝最中、実朝最中
 甲月堂月光殿最中
 うさぎや喜作最中
 ふたばの最中
 古印最中
 
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2005年10月27日

古印最中

koin.jpg突然ですが、最中シリーズその1。

その名も「古印最中」。栃木県は足利氏の銘菓だそうです。
いただきものでいただいた(って日本語ヘンだね)ものですが、これがおいしい。

重量級のあんこは赤みがかってふっくら炊いてあって、田舎らしい素朴な甘さ。

最中の中には、保存と保湿のために水あめを混ぜてトロトロにするところもあるけど、わたしはそれよりあんこそのものを生かしたほうが好きです。

これでもかってくらい小豆の風味が迫ってくるのがいい。そのへん、この古印最中は高得点。

「ああ、小豆が足りない〜」という状態になるとき、あるでしょ(え、ない?)。そんなときの救世主です。

この四角い皮(業界用語でタネといいます)は、足利に伝わる印章をかたどったもので、写真のは鑁阿寺(ばんなじ)の印。この寺は大日如来がいて、仏像ファンにもおすすめの寺。
ほかにもいろんな形の印があって楽しいです。

場所柄、気軽に買えないのが残念。どなたか近くにいかれたらおみやげ買ってきて〜(笑)

足利うまいもの会 香雲堂本店

そのほかの「最中シリーズ」:
 ときわ木の三味もなか
 梶野園の纏最中
 一幸庵あざぶ最中
 頼朝最中、実朝最中
 甲月堂月光殿最中
 うさぎや喜作最中
 ふたばの最中
 かつおぶし最中
 
 
タグ:和菓子 最中
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