2018年12月26日

活動写真の仕事もいろいろ in 2018

そんなわけで、2018年は小唄中心にさまざまなセッションと、活動写真楽士の仕事もたくさんやらせてもらいました。
単独演奏では、都内ではバーやお祭り会場で。
保育園や中学校で子供たちの前で。
弁士は、片岡一郎氏を筆頭に、山内菜々子さんや山城秀之さんとも共演。

映楽四重奏としては、5〜6月はヨーロッパツアー(ベルギー、ドイツ)。
その後都内のバーで凱旋公演。秋田に山梨公演も。

秋には、周防正行監督の2019年新作映画が、活動写真弁士を主人公にした「カツベン!(仮)」ということで、ここにも映楽四重奏メンバー全員が関わらせてもらい、なんと映画に(ちょい役ですが)出演させてもらうことに!
田舎の劇場の、活動写真楽士の役でした。
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大正時代の扮装で撮影(左の田中まさよし氏は髪を元に戻したところ)

最近ですと、年末にはついに国立映画アーカイブさんのスクリーンで演奏。三味線が入るのはめずらしかったんじゃないでしょうか。三味線もだけど、ここに楽団が入るのはなかなかないことなので、本当にありがたかったし、活動写真楽士をやってそれなりに何年も経つので、いつかやってみたい場所でありました。

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「忠臣蔵」を意識して白黒の衣装で

弁士の片岡一郎さんが、明治末期の貴重な「忠臣蔵」フィルムを発見したことが発端で、そこから実現した「最古の忠臣蔵」上映という企画です。
歌舞伎の舞台を撮ったような映像で、絵だけ見てもよほどのマニアでない限り理解できないようなものです。これが弁士の語りと音楽が付くと理解できるし、エンターテインメントとして楽しめるんですね。
会場は満席。国立映画アーカイブの特別上映ですから、会場にはだいぶ映画通の方々が集まったはず。上映前はいつもとちがう緊張がありましたよ。
それでも終演後は喝采いただき、ネットでの評判もありがたいことに良い言葉がたくさん上がってました。

個人的には反省も多々ありまだまだ精進が必要です。それでもぼくらなりに工夫を重ね、ピアノと三味線の和洋折衷の楽団としての音が今まで以上に出せたんじゃないかと。終演後にピアノ担当の上屋安由美さんとそんな話をしたのでした。

映楽四重奏リーダーでもある片岡さんが、フィルム発見をきっかけに企画実現まで奔走してくれたことにまず感謝です。そしてスタッフのみなさんも大変お世話になりました。メンバーの上屋安由美(ピアノ)、田中まさよし(太鼓)両名もいつもありがとう。

年明け2019年は、周防監督「カツベン!」もあり、ますますこの世界盛り上がると思います。
当時の映画って、気鋭の若者が集まって、試行錯誤して作ってた新興メディアだったわけで、その熱気がいいんだよね。
自分としても活動写真のおもしろさにどんどんハマっています。
そのぶん、小唄とも洋楽バンドともちがう、和洋折衷の演奏の深さとむずかしさも感じます(昔はそこまで考えてなかったのが、気づきが増えたわけで、これも進歩のうち!)が、勉強の方向性は見えたので磨いていきたいと思います。

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映楽四重奏ヨーロッパツアー中のオフショット。ドイツ・ボンにて





posted by 宮澤やすみ at 18:23 | Comment(0) | 小唄・三味線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

カールモールでのセッション

ちょっとバタバタが落ち着いたので、最近のライブのようすを。
こちらは、高橋絵実さんとのセッション。新宿カールモールにて。
絵実さんとは、今年9月の「小唄かふぇ」で初共演させてもらい、12月にもセッション実現しました。
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ベルベットボイスと評される独特の声で、世の殿方を魅了する高橋絵実さん。ぼくもその一人だったわけですが、共演できてますますファンになりました。
この人と意見が合うところは、
世の中気分を上げたり、なにか応援する歌が多いけど、そういつも熱くしてらんないだろ
というところ。
できるだけ、力を抜いて、らく〜に、調子が悪いときは悪いなりに、受け入れて過ごしましょ。
という感じで、こういうのって小唄のコンセプトに通じるものがあると思います。
(しかし絵実さんの中にはすごく熱いものがたぎっていることを、ことあるたびに感じるのですが)

彼女のベルベットボイスを極限まで引き立てるべく、三味線は限界ギリギリまでそぎ落としたミニマルな音で合わせました。
そぎ落としすぎて逆に緊張感高まるという声もありますし、これからももっと磨いていきたいですね。
絵実さんの代表曲「珈琲彼女」「星屑万華鏡」「青いサーカス」は半分歌もやらせてもらい。
こっちの持ち歌「ご開帳ブルース」も会場に来ていたなかまたちと一緒にセッション。
9月のときは、「夕焼けの法華堂」を絵実さんに歌ってもらいまして、これもなかなかレアなセッションだったと思いますよ。
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あとは、自分のわがままで、デヴィッド・ボウイの「Life on Mars?」を二人でやりました。
日本語の訳詞(なんとなく雰囲気と韻を合わせた超訳)で歌いました。
三味線一本と歌ふたりだけで、どんなふうになったか、気になりますよね。なりますよね。ね。いつか聴いてほしいですね。
こんなふうに、往年の曲を日本語詞でカバーするのも、今後やっていきたいと思います。

絵実さんありがとう。また来年以降もぜひお願いします!













posted by 宮澤やすみ at 15:31 | Comment(0) | 小唄・三味線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月07日

僕と小唄と「かぐらむら」

タイトルは、今やってるドラマのパクリですが……ともかく、
神楽坂のタウン誌『かぐらむら』が、100号を最後に休刊となりました。

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まちの人なら誰でも知ってる、神楽坂の情報誌で、地域のイベント情報から、街の名士によるエッセイなどもあって、なかなか読み応えあるものでした。

じつは、今のぼくがあるのは、まさにこの『かぐらむら』のおかげでして、ぼくの人生に大きく影響を与えたタウン誌であります。
なんて、大げさな書きようですが、ホントなんです。

ぼくがこの界隈に住み始めたのが1994年のこと(うわ、もう24年も昔だよ……)。それからいろいろあってフリーランスになってすぐの2003年。『かぐらむら』はまだお店情報メインの薄いものでしたが、そのころライター稼業をしていたぼくは、編集のお手伝いをさせてもらうことに。
取材ライターとしてお店の紹介記事を書いたりしていたなか、編集長の長岡さんから、小唄の家元さんを取材するよう指示をいただきました。

それが、この後ぼくの小唄の師匠となる、扇よし和家元なんですけど、この出会いによって、若いうちから趣味で小唄を聴いて、三味線を独学で弾いていたぼくが、小唄の世界に入門することになったのでした。
以降は、ライター仕事をしながらの修業時代。その間、三越劇場や国立劇場で家元とともに舞台に上がらせていただき、挨拶や振る舞いについても教わり、師範の資格をいただいたのが2008年。そこからお金を頂戴して演奏や指導をする立場になり、純邦楽業界の先生方にも注目評価いただけるようになりました。

毎年の自主企画「小唄 in 神楽坂」は、入門翌年から現在まで続けており、先日15周年記念の会を終えました。
さらに、三味線のおかげで、2010年からは活動写真の仕事にも加わることになり、海外公演へ。
そして2012年からは流派を離れ、フリーランスの立場で仕事をさせてもらっています。


いや〜まさかこんな人生を送ることになるとは、子供の頃夢にも思ってなかったですね。
音楽やアートに関わりたいという願望はあったけど、ふつうに会社員やってくのかなくらいの考えでしたが、流れに身をまかせていたら、なぜか引き込まれてこうなっちゃった次第で。

すべては、『かぐらむら』のせいですよ。いや、”せい”っていうのは冗談で、”おかげ”なんですけどね。

もし神楽坂に住んでなかったら、
もし『かぐらむら』に関わっていなかったら、
と思うと、ぞわぞわっとしますね。もうだいぶ長くなった、物書きと音楽の両輪生活。まったく別の人生はちょっと想像できません。これでいいのだ、って感じです。

『かぐらむら』のおかげで、人生の不思議なご縁をいただいたのでした。
本当に恩人(恩誌)であります。
今までどうもありがとうございました!

そんなわけで、現役の人間が過去を振り返るようなことをしておりますが、それは今年2018年が、小唄師範として仕事を始めて10周年にあたりまして、この秋冬は小唄の出演が続いています。
このキャンペーン期間(笑)の最後が、11月15日(木)の独演会「小唄一本勝負」。
弟子の米村祐子も三味線替手で出演します。
どなた様も、記念の会をぜひ見届けてください。お待ちしてます!


【小唄一本勝負】koutaippon_flyer_01-180.jpg
宮澤やすみ小唄師範10周年を記念した独演会
11月15日(木)開場19:00 開演19:30
神楽坂キイトス茶房
http://yasumimiyazawa.com/koutaippon.html


posted by 宮澤やすみ at 10:00 | Comment(0) | 小唄・三味線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月08日

品川から神楽坂、カツベンに小唄です

先日は、品川の旧東海道で開催「しながわ宿場祭り」に出演しました。

台風が近づく雨模様でもだいじょうぶ。屋内ですから。
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祭りの喧騒から離れた、小唄のサラッとした音で、リラックスした雰囲気が作れました。スタッフの方々も「ここだけ別世界(笑)」とうれしそうでした。

翌日は同じ場所で、活動写真の上演でした。
無声映画に合わせて、弁士の山城秀之さんが語り、ワタクシが楽士。三味線で生演奏します。
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演目はコテコテの時代劇に、洋画のコメディも。
ふつうは洋画に三味線伴奏はありえないんだけど、そこはワタクシ、世にも稀な特殊三味線奏者ですから。洋風の演奏も問題ないんです。ギターの一種ととらえていただければ。
品川の地元のおばちゃん二人組が、
「活動写真だって!」
「これ、堀部安兵衛の話よ」
なんて、楽しそうに見てくれて上演中も話が絶えない。いいんです、そういうノリがかつての活動写真館の雰囲気を彷彿させます。
洋画のコメディを終えたあとは、
「・・・三味線、すごかったわね・・・」
とポツリ。誰に言うとでもなしに漏れた言葉。
そうそう!こうやって、ちゃんと聞こえるように口に出していただくのが肝心なんですよ。
うれしいですね。

周防正行監督の新作映画「カツベン!」の製作発表がされて、この先活動写真は盛り上がっていきますね。ぼくも楽士として活動写真に関わって、いつのまにか10年。このムーヴメントに乗っていきたいです。



そしてこの秋は、さらに小唄の出演が続きます。
今年は小唄メモリアルイヤー。お祝い気分でぜひともお運びを。
画像をクリックするとチラシPDFが開きます。

【東京大茶会】
大規模な茶会イベントで小唄の演奏
10月20日(土)12:30 14:30
10月21日(日)12:00 14:00
浜離宮庭園 特設ステージ
https://tokyo-grand-tea-ceremony2018.jp/hamarikyu_onshiteien/event/index.html


【15周年記念 小唄in神楽坂】2018koutai15flyer-180.jpg
宮澤やすみ一門総出の小唄演奏会。舞踊と鳴物も入って華やかに。
10月27日(土)開場14:30 開演15:00
神楽坂善国寺(毘沙門天)書院
http://yasumimiyazawa.com/kouta.html






【小唄一本勝負】koutaippon_flyer_01-180.jpg
宮澤やすみ小唄師範10周年を記念した独演会
11月15日(木)開場19:00 開演19:30
神楽坂キイトス茶房
http://yasumimiyazawa.com/koutaippon.html







【よみうりカルチャー講座】
生演奏つき「小唄で知る江戸と東京の暮らし」講座
11月14日(水)14:00
よみうりカルチャー自由が丘校
https://www.ync.ne.jp/jiyugaoka/kouza/201810-18060013.htm





posted by 宮澤やすみ at 13:09 | Comment(0) | 小唄・三味線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月20日

和モノ系バンドが集まります

仏像バンドとして知られる”宮澤やすみ and The Buttz”(ザ・ブッツ)ですが、先日は4月8日(釈迦誕生日)に仏めぐりツアー&ライブのイベントをやりました!
自分の連載コラムにレポート載せてます
 ↓
【寺社ファン集結!仏像バンドのフラワーパーティ】
 http://www.butuzou-world.com/column/miyazawa/20180409-2/


この夏は、8月3日のコレです。

仏像バンド「The Buttz」presents
【NIPPONの夏祭り】
2018年8月3日(金)
高円寺グリーンアップル
open 18:30 / start 19:00
ticket \2,500(+1drink)
[出演]
相撲ソングを歌うガールズバンド”The Partys”
昭和歌謡にインスパイアされた”三上ナミと謎カンパニー”
そして、我々仏像バンドこと”宮澤やすみ and The Buttz”
というラインナップでお届けします。

予約はこちらのWebフォーム、またはメールやコメント欄でもOK
http://yasumimiyazawa.com/buttz/summerfest.html

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なかなかライブをやる機会は少ない我々The Buttz。
じつは、対バン交えてのライブイベントを主催するのは初のことなんです。
少しずつでもバンドの音を磨いて、経験を積んで、前に進んでいきたいです。
The Buttzもコツコツとやっていきますよ!
ブッツの歩みを見届けてくれたらうれしいです!

飲食できる気軽な場所だし、どなた様もぜひお越しください!

posted by 宮澤やすみ at 00:00 | Comment(0) | 小唄・三味線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする