2011年02月05日

キモノスイッチにいってきた

最近、神楽坂で偶然お会いしたキモノスイッチという着物屋さんがなかなかいいです。
ふだんは吉原(!)で事務所&工房を構えているので、行ってみました。

こないだ特別に貸してくれたのが、RumiRockラインの「バーズアイ」という生地で仕立てた着物。

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撮影:yOU


暗いバーやクラブでも目立つギラギラ感が特徴で、写真では見えないけど腰にピストルがあしらってある。帯の隙間からピストルの柄が見えるってわけね。
ロックテイストの着物は、遊びで着るのにぴったりだと思います。
小唄の舞台とかだと、かっちり教科書通りの着方なので、その反動があるわけですよ。
古典の継承と斬新さと、両方ないと楽しくないですね。

店長の金子さんによると、

――キホンは伝統技法を継承するんです。でもその中に、新しさも入れていきたい――

金子さんはもともと染物の職人。なかでも型染めの修業をしてきたそうです。訪問した日も、夏の浴衣に染める新デザインの型紙を彫っている最中でした。
伝統柄を継承しつつ、ヨーロッパテイストとかエレキギター、デビルマンなんかも取り入れてて面白いです。
オレとしては、この夏デビルマン柄の浴衣を狙ってます(笑)

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ドクロ入りデザインの型を制作中

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ヨーロピアン調のデザインもあったりする


――伝統を守る職人に、染めの指示を出すときはもめますよ(笑)でも丁寧に説明して、思いを理解してもらえると。一転してすばらしい仕事をしてくれます――

型染めのほかに、現在ではデジタル染めも取り入れていますが、デザインを見ていると決して「やりすぎ」がない。
デビルマンだって、あからさまにあの姿をばーんと出すんじゃなくて、デビルマンを連想させるモチーフをあしらって、デビルマン的な香りを想起させるわけですよ。

そんなふうに、伝統を踏襲しながら斬新さを追求するバランス感覚がいいですね。

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デザインの端がつながって絵柄が連続する。型染めの妙味

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デザイン担当のRumix Design芝崎るみさん(左)店長の金子一昭さん(右)



リンク:
キモノスイッチ メンズレディース浴衣・着物ネット通販

タグ:着物
posted by 宮澤やすみ at 10:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 着物、小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

♪笑点福T当てました♪

「これ当たったんだけど、いる?」
実家に帰ると、母がこれをもってきました。

笑点福T
プレミア感たっぷり(?)の、笑点「福T」長そで


もちろんいただいちゃいました。
しかし、どんな時に着たらいいのかな・・・。

笑点福T
背中はこうなっている


帰りの電車では、頭の中「笑点」のテーマがエンドレスで流れていました。

 
posted by 宮澤やすみ at 15:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | 着物、小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

おしゃれ長襦袢

先日ゲットした長襦袢。

こう見えても長襦袢


男モノで、こんなかわいい柄のもあるんだね。
よくありがちな、シブイ水墨系とはちがう。

半襟部分も同じ柄なので、着物の襟元からチョコッと見えると、かなりアクセントになるんじゃないかと。

やっぱり、着物のおしゃれは下着ですね。

このまま着物として着てもいいなんて話もあるが、ちょっとアブナイ人になるかもね。

 



posted by 宮澤やすみ at 10:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 着物、小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

ふだんきもの、フォーマル着物:後編

前回のつづきです。

洋服だってカジュアルからフォーマルまで段階があるわけで、着物にだって当然あるよという話。

ちょっと分類してみましょう。
 ※イラストはあくまでも「一例」です

1.ラフ
 きもの、ラフな着こなし
着流し(羽織を着ない)スタイルが基本。最近のおしゃれ浴衣も似たようなものですね。これで裸足に下駄はいちゃうとかなりワイルドに。
帯を「片ばさみ」という結び方にするとさらに感じがでるんですが、詳しくはまたこんど。


2.カジュアル
 きもの、カジュアルな着こなし
ウールや麻、紬(ざっくり感)、羽織(ひもは駒結びか蝶結び)、色足袋、下駄

洋服で言うとパンツにジャケットやブルゾンのスタイル。男性の場合、羽織はジャケットと同じ位置づけです。
羽織姿は「一人前の大人」という証になります。だから半人前の若造クンに羽織は不要。
室内で、男性は羽織を脱ぎませんが女性は脱ぐのが基本です。

着物の格(カジュアルかフォーマルか)は、素材でだいたい決まります。ウールや麻の「ざっくり系」はカジュアル、絹は格上なんですが、紬(つむぎ)という絹織物でできた着物は、いくら高価でも普段着と位置づけられます。シャキッとかっこいい。

女性の場合、ちょい格上の「小紋」をカジュアルに着る人もいますね。まさに「きれいめカジュアル」。あれかわいいんだよね。


3.スーツ
 きものの着こなし、スーツがわり
「小紋」「お召し」などの絹(光沢感)、羽織(ひもは武士型結び)、白足袋、雪駄

ようするにスーツと同等。仕事モードの会合とか、パーティはもちろん、セミフォーマルなシチュエーションにもこれでいけます。逆に、色足袋や帯、羽織ひもで遊んでドレスダウンすることもできる。スーツと同じで幅広くアレンジできるわけですよ。そこが奥深くて、わたしも勉強中。っつか、そんなに買う金がないっつーの。

女性の場合だと、小紋、色無地、付け下げ、訪問着ってとこになるんでしょうか。いろいろあっていいねえ。


4.フォーマル
 きものの礼装
絹、羽織(紋付き)、袴、白足袋、雪駄

こりゃもう結婚式の世界。あんまり縁がない着物だね。一度着たけどさ(笑)
自分が主役でないなら、3.のちょっといいやつを着れば充分いけます。
女性だと留袖(とめそで)という着物が相当します。


てな感じでしょうか。もちろんこれは、おおざっぱな分類です。とくに2.と3.なんか境目があいまい。細かいとこは勘弁してください。

わたしが普段やってんのは、2.に相当します。仕事でもスーツ着ないしね。
3.のパターンは、小唄関係のときとかテレビ出演など、表に出る「よそゆき」モードのとき。

そういやラジオ収録のときも3.を着たけど、関係なかったね。声だけだもん(笑)。


羽織ひもって、巷にあるのはたいがい「武士型結び」ばっかりなんですよ。でも、ちょっと結び方を変えるだけでカジュアルに変身。同じ服着てても、こういうちょっとしたとこで、「今は仕事モードだよ」「普段モードだよ」と意思表示できる。便利ですね〜。
で、詳しい結び方は・・・ここで解説すると大変なので、専門のサイトや本を見てください(ゴメン)。

オレも着てみたいという若い子はとにかくまず1.から。もちろん浴衣からでもOK。趣味で着ようという団塊さんはデパートで2.か3.あたりを相談してはいかが。

どういうシチュエーションで着たいのかを店員に伝えることが大事。
店のいいなりで買わされると、あらたまった場にTシャツで出向いたり、町なかをタキシードで歩くようなことになっちゃいますよ(笑)
 
自分で和服着ない人も、道行く着物姿の人を見るとき、判断材料にしてくださいね。

関連記事:
 ふだんきもの、フォーマル着物:前編
 ウールの着物は使える
 男の足袋にもこんなのがある
 雑誌掲載。着物で神楽坂
 新連載&着物モデル出演
 着物でヨーロッパ
 


タグ:着物 和服 伝統
posted by 宮澤やすみ at 19:53 | Comment(2) | TrackBack(1) | 着物、小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

ふだんきもの、フォーマル着物:前編

休日の神楽坂は観光客でいっぱい。そこへ例によって着物を着て神楽坂を歩いていますと、見知らぬ方から声をかけられることも。

友達と一緒に毘沙門天でウロウロしていると、さっそく親子連れに話かけられました。

ウールの普段着物のイラスト

「お着物、いいですねえ」

「いや、べつに普段着ですよ」

と返した。そしたら

「どこが普段着なんですか〜(笑)」


この会話、じつに深い問題をかかえていると思うんですね。
お互いの「普段着」のニュアンスがちがうんじゃないかと。

この人にとっては、きっと

 着物=結婚式とかで着るフォーマル服

という固定観念ができちゃってるのかなあと推察。

この時のわたしの格好はイラストの通り。着古したウール地の着物で、色は紺。このブログでも書いた柄モノの足袋に、ミラノの下町で買った革のショルダーバッグをななめがけ。(下記記事に写真あります)

これ、和装としては完全に普段着なんですよね。

つまり、着物とひと口に言っても、フォーマルとかカジュアルとか、いろいろあるってわけ。

そのへんお分かりの方も増えてはいるんでしょうが、まだまだ世間一般には「着物=特別」と感じてる人が多いんでしょうか。

「着物だとごはんが食べられない」と本当に信じてる人がいるみたいだし・・・。もしそうなら江戸時代の人はどうやってご飯食べたんだと(笑)。
まあ、やっぱり結婚式の堅苦しい着物のイメージなんでしょうね、きっと。

和服だって洋服だって同じ。フォーマルウェアは疲れるし、そんな格好で町を歩かないよね。


よくよく考えてみると、つい数十年前までは、着物こそ日常の普段着だったわけです。
しかも、何百年もの間、着物オンリーの生活だった。
それなのに、なぜ今、着物が特別な服になっちゃったんでしょうね。

21世紀の世の中、さすがに毎日着物ってわけにいかないけど(なかにはそういう人もいますが)、フツーの日本人がフツーに着物を着られない、というのは残念な気がします。

というわけで、次回予告。着物のフォーマルとカジュアルの区別をイラストで紹介したいと思います! 近日このブログにて公開! 
 →アップしました。こちらから

たまには「お役立ち情報」でも載せようかと思った次第(え?ぜんぜん役立たない・・・?)。
ま、気が変わんないうちにやろうっと(笑)


関連記事:
 ふだんきもの、フォーマル着物:後編
 ウールの着物は使える
 男の足袋にもこんなのがある
 ミラノのセクシーねえさん ミラノでバッグを買った話(ヨーロッパブログ内)
 
posted by 宮澤やすみ at 01:27 | Comment(4) | TrackBack(0) | 着物、小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする